京のおへそにヘキサゴン

昨日は京都の「頂法寺(ちょうほうじ)」を初めて訪れました。頂法寺は通称「六角堂」、京都のおへそとして有名なお寺だそうです。

周りを高い建物に囲まれた環境に、六角堂はひっそりとそしてこじんまり存在していました。

ご本尊の如意輪観音さまがまつられている本堂は本当に六角形をしています。見上げると屋根のデザインもなんとかわいらしいこと(^-^)。「六角堂」の文字が刻まれています。

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<境内にある詠歌>
「わが思う心のうちは六の角ただ円かれと祈るなりけり」

六の角とは、人のもつ六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)から生まれる六つの欲のことを指し、六角堂はその六根清浄を願って建立されたのだそうです。

人の欲は本当に果てしないものだと思います(自分を含め、ハイ。)

ところで、「」という数字は、姓名判断上は非常に穏和な数とされています。英語で六角形のことをヘキサゴン(Hexagon)といいます。

正六角形を規則正しく並べると、いわゆる「ハニカム構造」といって非常に頑丈な構造になるそうです。自然界で有名なのが、"ハチの巣"や"亀の甲羅"です。

姓名判断で穏和とされる「六画」も、実は名前の中に複数あると一転して「非常にガンコになる」といわれていますから、ハニカム構造の頑強さと妙にマッチして、やっぱり数や形は面白いなぁと思う次第です。

そうそう、六角堂は「いけばな発祥の地」とされているそうです。生け花といえば「華道」。この、「」という漢字は、『中心』という意味があります。私、伊野華絵もこの字を使っています(^-^)

京都のおへそ(中心)といわれる場所にある六角堂、そして"華"道。形と名前と数と・・・年明けにぶらっと散策した京都で出会ったお寺は、私の好奇心を大いにくすぐってくれました。

その後は近くの錦市場(京都のお台所)をゆっくり楽しみました。地元の人、日本人観光客、海外の観光客、いろんな顔ぶれがみられ、活気があってこちらも元気になりました。

さて、今日の神戸は穏やかに晴れています。三連休最後の日。みなさまゆったりお過ごしくださいね。

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季丘便り 伊野華絵(いのはなえ)
http://homepage3.nifty.com/inohanae/

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アレクサンドリア

何年か前からですが、いつかエジプトのアレクサンドリアを旅したいと思っています。

今日天文学や歴史に関して調べ物をしていた際、久しぶりにアレクサンドリア図書館について目を通し、

ああ、やっぱりいつかいきたいなあと 改めて思いました。

アレクサンドリア図書館自体は当然お目にかかれませんが、存在したその場所を訪れてみたいのです。今はその近くに新しい図書館が立っているそうですね。

自分が興味を向ける場所は何かしらの縁があると思っています。そして必要があれば不思議といつの日か行けるものです。そう信じるだけで、人生がますます面白くなってきます。

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季丘タロット
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旅日記 ~パリ~ その18(最終回)

朝。目覚めた。目覚ましナシでちゃんと思い通りの時間に。

今日はパリを発つ日。7時にホテル前へ空港への送迎タクシーが到着する。身支度を整え、出発5分ほど前にフロントへ。チェックアウトは念のため前日夜にしておいた。・・・しておいてよかった。というのも、その朝、チェックインの時同様、ホテルスタッフと宿泊者との間で何やら揉め事会話が繰り広げられていたからだ。私は焦りもせず送迎車を待つ。

車は予定通りに到着。相乗り車だったので(だから安かったのか、とこのときに納得)、すでに3名が乗車していた。私も便乗し、いざ出発。途中もうひとつホテルへ立ち寄った。すると新しい同乗者が2名なので、ドライバーが私に助手席へ乗ってほしいと言う。了解して席を移動した。

車内はラジオがかかっており、もちろんフランス語なので全く理解できず、意識して聴いていなかった。また、同乗者は初対面なので会話するわけもなく車内はし~ん。

ドライバーはアジア系の男性だった。高速道路へ入ると、少し混んできた。それがちょっとイライラするらしい。渋滞に対し愚痴めいたことを私に言ってきた。私は自分が余裕がありすぎの出発時間なのでまったくおかまいなし。完全スマイルで「大丈夫」と返した。

それでちょっとリラックスしてくれたのか、彼の雰囲気が穏やかになった。しばらくして彼はラジオを止め、カセットテープをかけはじめた。・・・今時カセットテープもめずらしいなあ。なんて思っていた。流れ出した曲は、スウェーデンのミュージシャングループであまりにも有名な「ABBA」の曲。とてもなつかしい、そして大好きな曲だった。ここで聴くなんて。。何か意味があるのかな、とふと思った。

このABBAの曲が、なぜか、目の前に広がる朝やけの世界と妙にマッチして。。。私は一人でかなり感動していたわけです。加えて、朝やけの中に、いくつもの「十字架」を見せてもらいました。

パリに来て思ったのですが、パリの空は、飛行機雲が多いのです。空が鮮やかに澄み切っていると、その飛行機雲のラインが実に美しく映えます。

空港へ向かう際の空に、その飛行機雲の線の何本かが見事に90度に交差していて・・・つまり、飛行機雲の「十字架」がいくつも私の前に広がっていたのでした。これは助手席でなければ楽しめなかった風景。そして、十字架はこの旅を通して、いえ、パリへ旅を決めた瞬間から私の身近に重要な「シンボル」としていろんな形であらゆる場所に登場していたのでした。私は何度も目に飛びこんでくるシンボルはいつも見逃しません。タロットを始めてからそんな癖がついていました。

十字架の印がいくつも形創られた朝やけの空を目の当たりにしながら・・・心からこう思ったのでした。

『神様って、、いるんだ』

神様を言いかえると、Something Great、目に見えない大いなる存在、です。

前からその存在は認識していましたが、これまでとはレベルが違う、理屈もへったくれもない、直観として「知っている」ような、その存在に対しての肯定的感覚です。

神様の存在を思った瞬間、同じ車内にいる同乗者の人たちすべてが、ずっと昔から知っている人のような思いにとらわれました。なんというか、「みんな一緒なのだ。みんなひとつなのだ」という感覚です。少し誇張した表現ならば、みんな愛おしい存在、という感じかな。

しばらくの間、そんな不思議な感覚が持続しました。

やがて車は空港ターミナルへ到着。皆下車し、それぞれのフライトへ。

単にホテルから空港までの移動、という行動なのですが、深い深い、、、パリの旅最後の思考体験を味わいました。

さぁ、故郷へ帰るぞ。そして、また来るからね、パリ。

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この後、私は予定通りパリを発ち、9月28日早朝に羽田空港へ到着。無事帰宅した。

旅日記、パリを終わります。

追記:旅の直後、都内のイスラエル料理レストランへ行く機会がありました。イスラエル人の店主の人との会話で知ったこと。・・・ヘブライ語で「アバ」とは「父親」の意味だとか。気になって後日調べてみると、聖書でイエスが「アバ」と発言する箇所がいくつか登場するが、イエスが「父よ」と呼びかけているのは、「主」つまり「神」のことでありました。

・・・私が空港への車内で聴いた「ABBA(アバ)」にもメッセージがあったのだ、と理解しました。

神様は・・・存在する。パリを通して、真(まこと)の信仰とは何かを考える旅をしたのかもしれません。

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旅日記 ~パリ~ その17

月曜日の朝を迎えた。いよいよ今日が最終日。明朝にはもう空港へ向かうのだ。

体はまずノートルダム大聖堂へ再び。途中でサン・ジャック塔の前を通った。

日本の四国お遍路のような巡礼の旅が西洋にもある。スペインのサンティアゴ・コンポステーラへ向けての旅だ。色んなルートがあるらしい。パリからは、このサン・ジャック塔から発つとかそうでないとか。サンティアゴ・コンポステーラの巡礼路のことをフランス語で「サン・ジャックの道」というらしいので関係はあるのだろう。両親は日本の巡礼路をたどったので、私はこっちにしようかな、と思っている(笑)。結局、「道を歩く」のが好きな性分を遺伝子で受け継いでいるというわけか。

これがそのサン・ジャック塔。

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そして、シテ島に到着。早朝のノートルダムの聖堂内はひときわ清浄な空気を味わえる。しばらく祈りの時間にあてた。

外へ出て正面のレリーフを再び観察する。首が痛くなるほど見上げて・・・お。逆さまになっている人を発見。中央のレリーフに注目。

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逆さまなのはたぶんこの人だけ。。。他に見つけた人がいたら教えてほしい。

タロットでも一つだけ「逆さま人間」が描かれているカードがある。「吊るし」のカード。

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このカードは、身動きがとれない、停滞、保留のような意味が強いが、一方で、「物事を違った角度から見る」ことや「価値観を変える」ような今までとは異なった視点への示唆も意味する。ほら、何かうまいアイディアがないか考えるとき「逆立ち」する人がいるでしょう?・・・最近は見ない、か(笑)。でもやってみると案外知恵がわいたりするかもしれない。

「我らが貴婦人=ノートルダム」に別れを告げ、次に向かったのはセーヌ川。これを体験せずしてパリは去れぬ、と河岸に。

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わーい。待ちに待ったバトビュス(水上バス)だ。1区間だけお試し乗りしたかったのだが、観光用の周遊券しかないらしい。でも迷わず購入。

チケットを購入し、待つこと20分。来た来た。

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オテル・ド・ヴィレの乗り場から乗船。いざ、出発。

ルーヴル美術館の前をとおり、シャンゼリゼ通りの付近をすぎ左へ旋回して、エッフェル塔で下船。ここまで小一時間かかった。バスや地下鉄に比べて随分のんびり旅だ。それがまたよいのだ。

さて。見上げればあまりに有名な塔。タワー・エッフェル。

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近くで見ると、、当たり前だが・・・背が高い。

上まで登りたかったが、チケット売り場前のあまりの長蛇の列にその気持ちは一瞬で萎えた。でもなあ、こういう都市を代表するシンボルはその場でしっかりエネルギーチャージさせてもらいたいんだ。さて、どうしようか。・・・と名案を思いつく。

私は塔の真下へ。ほらねえ、ちゃんと印もある。塔の中心、つまり塔の先をまっすぐ下におろした点にマンホールのようなものが埋め込んであってセンターがわかるようになっていた。そこに立って見上げると・・・

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面白い写真が撮れた。これだけ見せても「エッフェル塔」ってわからないだろうな。

やっぱりこのセンターだとちょっと「気」みたいなものが違うように思った。

外からの情報(テレビ、インターネット、携帯etc)を一切シャットダウンして規則正しい生活を送っていると「気」みたいな感覚がより鋭敏になるな、とこの旅で思った。おそらくもっと自然に囲まれた場所にいけばさらに、だろう。ただ、パリは都市といっても独特の磁場があるように思うので十分にパワースポットであるけれど。

私はしばらくこの場所でぼ~っとしていた。「ここが中心?ちょっと写真とらして」というおじさんが1名来たときだけ体をずらしたけど。・・・でもあまり皆興味がないようだった。

さて。次に向かったのはエッフェル塔の対岸側にある「凱旋門」。凱旋門は近くまで訪れた記憶がないので初めて。あの門の下に行くには地下道を歩かねばならないということも初めて知った。

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この凱旋門から12本の道が放射線状に延びている。「12」という数字も意味が深いからなぁ。ここから延びているシャンゼリゼ通り、エリゼ宮前の広場をとおりコンコルド広場、そしてテュイルリー公園、ルーヴルと歴史的なモニュメント・建造物が一直線上が並んでいる。こういう直線のことを「パリの歴史軸」というらしい。興味がある人は調べていただくと面白い発見があると思う。

この歴史軸のまたの名を「王の道」というらしい。このことを知ったとき、2007年の春にタロットの最終講義を兼ねた南仏の旅を思い出した。

講義の最中、フランス人の先生が、「タロットとは『王の道』なのです」と説明してくれた。タロットカード・大アルカナ22枚のカードのうち、最初の「愚者(フランス語で"Le Mat")」は、「自分が愚か者であることを知っている愚者、つまり真の王である」と。この王が1番の手品師から21番の世界のカードまでを旅してゆくその過程が「王の道」であるということなのだ。これは人間の進化の過程を表しているともいえる。

そんな講義を受けていた旅の間に、私が大学時代お世話になったおじがこの世を去った。

おじとは4年間、同じ屋根の下で生活させてもらったが、彼の口癖はいつも

『王道をいきなさい』であった。

「王の道」を学んでいるときに、「王道をいけよ~」といっていたおじが去っていったので、以来、私にとって「王の道」(王道をいくこと)は、人生の指針となっている。

・・・という背景があったので、このパリの歴史軸にも自然と興味がわき、パリという風水都市もじっくり歩きたくなったというのがこの旅の目的のひとつであった。

話を凱旋門に戻します。地下道を通って、門下までいくと、これまた門の中央に面白いお印を見つけた。

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鷲のマーク。観光客は目にも留めずにどんどん容赦なく踏んづけていくけど・・・ごめんね、鷲さん。お詫びに撮影させて。パシャリ。

この鷲、私が使っているマルセイユタロットの「皇帝」のカードに出てくる鷲にそっくり。他のカードにも鷲はいくつか登場しているがこのポーズは皇帝のカードのに一番近い。ここは凱旋門だし。。。ネ。

さあ、凱旋門をあとにし、シャンゼリゼ通りをひたすら歩く。王の道をひたすら進む。

途中、右折し再びセーヌ側沿いへ。アレクサンドル三世橋を見たかったのだ。橋を渡りまた戻ってきて再びバトビュス(水上バス)へ乗船。1時間半ほどかけてノートルダム大聖堂付近まで戻ってきた。

水路を使ったのでゆったりした移動の1日となった。そろそろ散策最終日も終了。お土産を買いつつ、最後に訪れたのは、初日に祈りに来た「マドレーヌ寺院」。

朝は聖母マリアではじめて、〆はマグダラのマリア?・・・計画したわけではないがなんとなくそうなってしまった。

マドレーヌ寺院には小一時間ほどいたか。・・・またしても記憶が飛んだ。寝てしまったのか。ここに来るとなぜか記憶が飛ぶほど眠くなる。お祈りのつもりで静かにするのだけれど。。。

ホテルへ戻りひと段落。最後の夜は、サン・ラザール駅近くにあるビストロ「ル・ブッコ」へ。お店の名前は、「舌」という意味らしい。一人だとそれなりのレストランへ足を踏み入れるのは躊躇する。特に夜は。思いきっていってみたがここはとてもこぢんまりしていて店の人も親切、何より食事が美味しかった。地元の常連客らしい人が多かったが、私と同じ、日本人観光客のカップルも1組来た。ガイドブックに載っていたので日本人も頻繁にくるのかもしれない。機会があれば、ぜひどうぞ。

Le Bouco
10 Rue Constantinople, 75008 Paris
http://www.lebouco.com/Accueil.html

前菜のかぼちゃのスープが絶品だった。次の白身魚のムニエルも美味、白ワインも一杯いただいた。本当ならデザートにコーヒーといくところだが、私のお腹はもう満員御礼状態だったので、メインの魚料理で終了。お店の人はデザートもコーヒーも注文しない私を不思議そうに見ていた。・・・すみませーん。胃袋大きくして出直してきます!

最後の夜だけ少しリッチな夕食を楽しんだ。明日はいよいよ帰国日。早かったなあ。いや、十分に満喫したゆったりとした旅ができた。大満足。幸せだ。就寝前にタロットと対話。テーマは今回の旅について。

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なるほどね!一番左のカードが「ミソ」だわね!

今回の旅を実行させてくれたすべての環境と関わったすべての人たちに心から感謝しました。ほんとうにありがとう。

さて、明日はやっぱり5時おきだ。寝坊が許されないチェックアウトの日。目覚まし時計なしで・・・これがいけちゃうんですよ。というわけで、おやすみなさい。

その18につづく(・・・え? まだ続く?)

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旅日記 ~パリ~ その16

日曜日を迎えた。私のパリでの滞在も残すところ実質2日。

今日はまず、教会へ向かった。セーヌ川の向こう側、左岸にあるサンジェルマン地区はずれの「奇跡のメダル教会」。ここは、聖母マリアのお告げを受けたという女性(修道女)が体が腐らないまま眠っているといわれている。世界中からお祈りにくる人が絶えないらしい。

到着すると、時間を合わせたわけではないのだが、ちょうどミサが始まる頃だった。日曜日の朝の祈りのときなので、教会内はほぼ満席。最後列の席にそっと座った。

フランス語でかかれたミサのプログラムとにらめっこしながら、わかるところは一緒に声を発声した。祈りをささげる人たちと一緒になり祈りたかった。自分の個人的なことというより、もっと大いなる何か、全体に対して捧げたい祈り・・・そんな気持ちに自然となる空間だった。

最後に教会でうたわれた(流れた)、聖母マリアを讃える歌に私はまた、あのサン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会で流したような洗われる涙を体験した。

Couronnée d'étoiles - Nous te saluons

この歌をもう一度聴きたく、私はミサがおわった後、外に出て次のミサの回が終わるまでそこにいた。歌は外にいても聴こえてきたから・・・。

今はすごいですね。探せばあるのだ、その歌も。
http://www.youtube.com/watch?v=UEmQh77K0Rs

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「奇跡のメダル教会」。ミサを終えて出たところ。

またしても涙で洗われたその余韻を感じながら・・・教会をあとにした。

次に向かったのは、市場。近くに「ラスパイユの市場」というビオマルシェ(オーガニック専門の市場)が日曜日にやっているとのことだったのでランチを調達しに。

行くとお店があるわあるわ。ここでは何人か日本人も見かけた。クロワッサンとニンジンのタルトを購入し、よし、お昼は用意できた。日曜日は飲食店含め、かなりの店が閉まっている。東京(日本)では考えられない光景。

そのまま左岸側を歩き、私が腰を落ち着けたのは、リュクサンブール公園。今日はここでお昼を食べてゆっくりと時間を過ごそうと決めていた。いやあ、今回の旅は天気に恵まれ過ぎている。そして今日は格別に気持ちのよい陽気。公園日和~。

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何もしないでぼ~っと座っている人多数。・・・気持ち、わかるなあ。

お昼を食べて本を読んで、子供が遊ぶのを眺めていたら2時間以上が経っていた。贅沢な時間だった。

そろそろいこか、よっこらしょと歩き出す私。

そのまま北上。リュクサンブール宮殿(公園)をまっすぐ北へ向かうと、芸術橋、ルーブル美術館の入り口・ピラミッドとラインが引ける。

途中の「セーヌ通り」。

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歩いていると、「ねえ」と左肩越しに呼ばれた気がして振り返る。と、

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交差している「ヴィスコンティ通り」がアートな通りだった。・・・ほんとに呼ばれたんですよ、ねえって(笑)。

ヴィスコンティといえばヴィスコンティ家とタロットは深い縁があるらしいのです。そして私はヴィスコンティ家の紋章に以前から非常に興味があります。。

そんなこんなで橋を渡り、右岸へ戻り、ルーブルのピラミッド付近で休憩しながらパンテオン近くに来てみると、耳に心地よい音楽が。

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ストリートミュージシャンズ・クラシック版だ。

バッハ始め、数曲聴かせてもらった。きっとプロの耳から聴いたらいろいろ意見はあるのだろうが、私はここでも目がうるんだなぁ。大勢の人が一体となって調和をはかっていることに心が共鳴して感動するんだよなぁ。

ひと段落したところで、御礼にお金を置いてその場を去る。周辺を散策して戻ってくるとミニ・コンサートは終了していた。あの時間に通ったから聴けた音色。こういう出会いは嬉しいものですね。

そんなこんなでのんびりとした日曜日も日が暮れてきた。さて夕飯を買ってホテルへ、と思ったら今日は日曜日。東京ではありえない、「スーパーも閉まっている」状態。あちこち探したがバーみたいなところしかやっていない。

とぼとぼホテル付近まで戻ると、なんと灯台もと暗し。近くのレストランが開いていた。そこで少し食事して帰宅。隣にいた老夫婦が仲よさそうだったな~なんて思い出しながら、部屋へ。

帰国が近づいてきた。明日は最後の散策日。残すスポットはあそことあそこ。

おやすみ~。

その17につづく

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旅日記 ~パリ~ その15

20時からのコンサートに向けて、オルガン奏者含めスタッフの人たちがせっせと準備をしている。私は早速前方の椅子に腰かけ、ぼ~っとしていた。人はまだまばら。

・・・と、左隣に誰かが座った。足元に目をやると、真っ赤な布地に白いどくろがいくつもプリントされている靴が飛び込んできた。思わずぎょっとした私。

あとで振り返ればその瞬間の「ぎょっとした」印象がすべてを物語っていたんだろうなあ。第一印象って結局正解だということが多い私。

目線を上げると、小さな丸顔の年配の女性が笑顔でこちらを向いていた。アジア系の女性。日本人ではなさそうだ。私も挨拶代わりに微笑んだ。

するとほどなく、彼女が色々話しかけてきた。私がフランス語を話せないとわかると、英語でコンサートは何時から始まるのか、何時頃終わるのか、等々聞いてきた。普通に会話をつづけていた私だが、「なんか変だな」という気持ちは拭えない。

人の数は徐々に増えてきた。若者から年配者まで、様々だ。20時までまだ時間はある。教会の堅い椅子がお尻を四角くしそうだな、、と思った。

そっと、左隣の女性を観察する。やっぱりなんか変だ。彼女は私がぎょっとするような靴を履き、スーパーに行く時持っていくような布バック、全くコーディネートできていない上下の服(余計なお世話だが)、極めつけは、男性ものの腕時計。しかも全然腕に合っていないブカブカの大きさ。

「寄せ集め」。急にこんな言葉が降ってきた。

「え? 寄せ集めって、、、どういうこと?」

彼女は再び話しかけてきた。「コンサートが終わったら、地下鉄で送ってあげるわ」

ここで完全に「ああ、そういうことか」と理解した。彼女はいわゆる、、窃盗が仕事なのだ。目下の獲物は、私。

この場所でオルガンを聴き続けるのは居心地悪いなぁ、と思った。どうしようか。まだ席に空きはある。会話が途切れて5分ほどしてから、私は席を立った。彼女から離れたところに移動。まるで、こっちの席の方がよく見えるからと判断したような素振りで(笑)さりげなく。

その途端、人の入りが以前にまして激しくなり、席がどんどん埋まっていった。私は敢えて彼女のほうを見なかったが、しばらくして目をやると彼女と目があった。こちらをじっと見ている。何かいいたげだ。言いたいのはこっちだよ。

コンサートが始まるまでヒマなので、私はこっそり彼女を観察しつづけた。離れて見てみるとますます奇妙だ。第一、行動がおかしい。常に右に左に頭を動かしてキョロキョロしている。まるで誰かを探しているかのようだ。そして私はすごいことに気づいてしまった。この会場に、「同類」がいる。時間差をつくって彼女の斜め前に着席した髪の長い男性、あの人物も仲間だ。辞書のような分厚い本を読んでいたが、読んでいる「フリ」をしている。ページがめくられることはないし、本を読まずに目線は別のところを泳いでいる。彼も何かを探しているようだ。・・・獲物を物色中か。次の瞬間、彼がそっと右手を上げて誰かに合図を送った。その先は誰かわからなかったが、仲間がいるのだと思った。

これが私の妄想だとよいのだが・・・と何度も思った。こんなに美しい教会で、皆が聖なる音を楽しみに来ている中で、闇の存在なんかあってほしくない。・・・でもおそらく私の勘は外れてはいなかっただろう。それを証拠に、コンサートが始まる直前、あの女性は姿を消していた。つまり、オルガンを聴きに来たわけではなかったということだ。標的の私が離れてしまったので別のターゲットを探しに行ったのか。ああして生きている人もいるのだ・・・ね。

という思いもかけないことがコンサート前にあって、エネルギーを消耗した私。コンサートが始まってもなかなかリラックスできなかった。・・・それでもオルガンの音色は素晴らしく、徐々に私の心を癒し、平静さを取り戻すのを助けてくれた。

私は帰りの地下鉄を一番気をつけねばと思っていたのだが、想定外の場面でびっくりさせられた。無料の場所には、無料ならではの人も混在しているということだ。大事には至らずよかったしよい経験になった。それにしても、あの「寄せ集め」という言葉。どこから降ってきたのだろう。

・・・で、帰りの地下鉄。まるで週末の夜のJR中央線のように若者でいっぱい。まったくもって安心だった。座った席のとなりの男の子がヘブライ語の勉強をしていたので驚く。日中、ヘブライ語のことについて考えていたからだ。なんかこういうこと、多いな。そんなこんなで無事にホテルへ戻り、安堵。今日も楽しかったぞ。

土曜日終了。明日は日曜。明日はセーヌ川の向こう側へ。。。と思いながら夢の中へ。

その16へつづく

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旅日記 ~パリ~ その14

モンマルトル散策を終え、Notre-Dame de Lorette駅近くの「ローズ・ベーカリー」で昼食をとる。朝からずっと歩き通しだったので着席してほっとする。ここは、オーガニック・デリ。偶然にもぱっとガイドブックを広げたら目に留まったのがこの店だった。

それはそれは大きなサーモンをいただく。・・・おかげでこの日の夕食もほとんどパス。胃袋がミニサイズで、、うーん。旅の間だけでもエキストラ胃袋が欲しい(笑)

ここは人気店らしく、あっという間に満席になった。フランス人の家族と相席。パリの人はとっつきにくい、、なんて誰が言ったのだろう。愛想がないのはスーパーのおばちゃんぐらいだ。いつも食事の際に隣り合わせる人たちはみなフレンドリーだ。笑顔も挨拶もかかさない。私がフランス語に堪能だったらさぞかし会話もはずんだことだろう。

ランチタイムをゆったり過ごした後も、楽しい出会いがあった。出会いといっても今度は人ではなく、『本』。フリーメイソン博物館となりに「DETRAD」という本屋があった。興味があることって、無意識にアンテナを張っているものだなと思う。そう、ここでタロットの本と出会う。本屋をみた瞬間、(わたしにとって)「イイモノ」がある匂いがした。迷わず入る。店内をキョロキョロ。タロットの本は窓際近くのガラスケースの中に2冊だけあった。

店主のおじさんにケースから出してもらい、パラパラと。中身はもちろんフランス語。だが絵が実に多かった。参考になるシンボルもかなりの数。迷わずお買い上げ。おじさんにレジで「フランス語だけどいいのか?」と念をおされた。いいもーん(笑)。

洋服もお菓子も化粧品も買わないけれど、このときばかりは「円高」に感謝。本代もバカにならないから。

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そうそう、アンテナを張ると言えば、土曜日にマレ地区の「テンプル通り」でこんなチラシにも出会った。ついでなのでここにご紹介。
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タロット講座のお知らせ。しかも、私と全く同じマルセイユタロット使ってる!・・・なんだか嬉しかった。仲間だ~。

軽い足取りでいったんホテルへ戻る。まだ夕方だった。・・・このあとその日ははじめての「夜外出」を計画していた。

土曜日に訪れた、サン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会 で20時からクープランのオルガンコンサートが予定されているのだ。夜に教会でオルガンコンサート。しかもあの洗われるような涙を流した教会で。ぜひ聴きに行きたかった。

19時過ぎに再び外出。まだ外は明るかった。教会に到着すると人はまだまばら。教会の椅子がコンサート用に中心に円形でセットされていた。早めに来たので前の方に座れた。

・・・今宵はオルガンの音色で癒される・・・のはずが、ここで私は思ってもみなかった出来事に遭遇する。いやはや、こういうこともあるんだ。

その15につづく

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旅日記 ~パリ~ その13

4日目。土曜日。今日はモンマルトル方面へ行くことにした。中心の1区から見てほぼ北の方角。主に9区(18区も入るかも)エリア。

今までは8区にある滞在ホテルから中心の1区方面に向かうルートの地下鉄を利用していたが、初めて反対方向の路線を使う。乗る線でこうも違うのかという雰囲気の差があった。

まず目指すは『サクレ・クール聖堂』。モンマルトルの丘に建つ、ビザンティン建築の教会。サクレ・クールとは「聖なる心」という意味だとか。

Abbesses駅からなんとなくサクレ・クール聖堂方面へ歩けばいいか、とほとんど下調べなしに向かった。・・・と地下鉄を降りて地上に出ると。困った。道が入り組んでごちゃごちゃしてる。人もほとんどいない。別に怖くはなかったが、夜は歓楽街が近いのでさぞかしにぎやかなんだろうなと思わせる雰囲気。・・・そしておっと、急な階段ばかり。。。地図とにらめっこしながら右へ左へ。脚力に自信のある私でもきつーい坂と階段。

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迷うかと思いきや、意外にスムーズに到着。これがサクレ・クール聖堂か。近すぎて全貌がカメラに入りきらない。ピーカン天気だなあ。青空とビザンティン・スタイルの白い教会がよく似合う。内部は撮影しなかったが、ここの空間も凛としていて素晴らしかった。しばらく祈りの時間に充てた。
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モンマルトルといえば芸術家の街。絵描きさんも沢山いた。そして街全体がアートだ。この後はしばし写真をお楽しみください。

通行人を楽しませてくれるお店の壁。赤がよく映える。
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「壁抜け男」さん。あとちょっとで抜けられそう~!
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通りの隙間から見える「サクレ・クール」。この写真は私のお気に入りの一枚。
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朝、何気なく通り過ぎたが・・・ここはピカソがアトリエにしていたという住居。この時気づいた。
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映画「アメリ」で登場した八百屋。早朝なのでお客さんも誰もいない(笑)。Shakespeare & Companyの本屋ほどは興奮しなかったが嬉しかった。モンマルトルにはなぜか赤が似合う。
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・・・何時間歩いたかな。急な坂道なので車の通りもほとんどなく、パリの中心街とは少し違った空間でほんとうにゆったりとした散策だった。満足してモンマルトルの丘を下る。朝到着した地下鉄付近まできたところで、そうだ、こんなスポットもあったのだ。

「ジュ・テームの壁」。世界中の言葉で「愛しています」がささやかれている。
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日本語み~つけた!
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パリの土曜日は、実にアートな午前なのでした。4日目後半は、

その14につづく

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旅日記 ~パリ~ その12

3日目。この日は旅の中でも特に行く場所を意識して設定した日だった。

日付は9月23日。・・・ピンとくる人がいたら嬉しい。そう、今日は秋分の日。
・・・それがなんなの?という人は、・・・サラっと読んでほしい(笑)。

一応簡単に書くと、今年はこの日に太陽が「天秤座0度」を通るのだ。パリの時間だと午前11時05分。宇宙はマクロコスモス、人体はミクロコスモス。太陽系の中心である太陽の動きは、ミクロコスモスである私たち人間への影響も絶大だ。物質的にも霊的にも。1年のうち太陽が重要なエネルギーポイントを通過する時期をあげるなら、春分点・夏至点・秋分点・冬至点の4つといわれている。・・・面白いと思う人にはたまらなくワクワクするイベントでかつ有効にエネルギーを活用できるポイントだが興味のない人にはなんのこっちゃ、だと思います。人それぞれですな。

ただ、日本の習慣ではこの大事なポイントのうち、春分・秋分を「お彼岸」の時期にきちんとあてて祝日も設けているのだから、やはり古代から霊的に意味のある時期なのであります。

と前置きが長くなったが、このエネルギーの重要な日に、「パリのどこにいようか」については結構綿密に選定した。この日選んだのは主に下記の場所。

・ノートルダム大聖堂
・ポン・ヌフ橋、芸術橋
・サン・シュルピス教会 ほか

特に11:05にどうしてもいたかった場所。それはサン・シュルピス教会。ここには教会内に大きなオベリスクがある。かの「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍有名になった(なってしまった)教会だ。この教会をローズライン(子午線)が通っているとかで小説でとりあげられたが、教会側はそんな異教徒の説はないと反発したらしい。私が訪れたときは、その熱も冷めきっているような人もまばらな静かな場所となっていた。

下記がそのオベリスク。全体像は今回載せられないが、下部に記されている文字の最初にASTRONOMICUSと書かれている。

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天文学者がこの教会を日時計か太陽(惑星)観察に使っていたことは間違いないのであろう。パリは今でこそ基準子午線が東経2度20分だが、パリをローズラインとして使っていたことがあった時代を想像すると、この教会での天文学観点からの役割も・・・ワクワクするような連想が広がる。歴史の事実の真偽はともかく、旅を通してこういうワクワク感に出会えるのは何より楽しい。

そうそう、この日は朝一番でノートルダム大聖堂を訪れた。8時過ぎの大聖堂内はまだ人もまばらで、こんなに人の少ないノートルダムは初めてだった。やはりこの場所は素晴らしい。内部の波動の高さといったら・・・自分の身体が一度きれいに「初期化」される気分になれた。大袈裟かな?いやいや、本当にそんな気分だった。

大聖堂前の広場には、パリのゼロポイントを表す印が埋め込まれている。

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パリから何キロ、はここから測られているらしい。東京にも日本橋にそんなポイントがありますね。天秤座0度の日にかけてこのポイントもこの日に訪れてみました。

とにかく3日目は大忙し。地下鉄などは使わず、すべて歩いて行きたいポイントを巡ったのでした。

ノートルダム大聖堂。ご存知、「我らが貴婦人」。聖母マリアがまつられている。そして実は地下にはマグダラのマリアがまつられているとも。。。

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下記はセーヌ川を渡った左岸側からのお姿。どこから見ても美しい。
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パリ最古の橋、ポン・ヌフ。「川を渡る」という行為とこの時期の「彼岸」をかけて、橋を渡る。こちらの世界とあちらの世界。川を挟んでパラレル・ワールド?
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ポンヌフの隣の芸術橋。この直線上にはルーブル美術館のピラミッド、リュクサンブール宮、パリ天文台があるのです。
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芸術橋にかけられたたくさんの「鍵」・・・何の約束か何の誓いか?
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最後にオマケで。この旅の最中、私が唯一「ミーハーな気分で興奮」した一瞬だった。
左岸を散策後、細い通りから出てきたその場所に見覚えが。・・・なんと大好きな映画「Before Sunset」で舞台となった「Shakespeare and Company」という本屋が目の前に。

・・・ここでイーサン・ホークが読書会やったんだっ 思わず店内に駆け込んだ私(笑)。
いやあ、感激したなあ・・・(単なるミーハーでした)
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この日はその後、中世美術館でお目当ての「一角獣と貴婦人」のタペストリーを堪能し、アラブ世界研究所に寄って(ここの9階にある展望台はオススメ。無料です)、サン・ルイ島でランチをとった。盛りだくさんの日。最高の秋分の日でした。

ああ、日記その12なのにまだ3日目。ピッチをあげます~

その13につづく


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旅日記 ~パリ~ その11

マレ地区をひととおり楽しんだ後、さてどうしようか。今回の旅は半分ほどきっちりスケジュール化してあとは気の向くまま、としている。後者の時間になったようだ。

東京にいると便利だなと思うことのひとつが、化粧室(トイレ)を探すのに苦労しないこと。こちらでは、飲食店に入るかホテルに戻るか、、あとは有料の施設(美術館など)を利用するかしかない。・・・そう、私は急にトイレを探し始めた(笑)。これがなかなかない。そのためにカフェに入る気もしない。デパートも巡ってみたが探し方が悪いのか、見つからない。

とぼとぼ歩いているとパリ市庁舎の近くまで来ていた。横断歩道を渡るとき、私の視界にヒラヒラとした布が見えて・・・次の瞬間、まるでその布に連れて行かれるようにある場所に体が移動した。

本当に「連れて行かれる」という感覚だった。気づくとそこは教会。入る瞬間、

『ボーン、ボーン、ボーン、ボーン』

出たぁ。また鐘だ。しかも今回は00分ではない。12時半少し前だったか。。。

場所は、パリ市庁舎となりにある、「サン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会」。

教会に関する情報はまったくないまま中に入る。

・・・と、前方祭壇周辺には 白を基調とした布をまとった人が多数。

ちょうどミサが始まる時間であった。そうか、さっきの鐘はミサ開始を知らせる合図だったのだ。

これもご縁と思い、そのまま参加させてもらった。

祈りの時間は30分ほど。祈りの言葉がささげられ、そして歌も聴くことができた。

教会で発せられる言葉は、教会の創り(建築)が影響しているのであろう、よく響き、たとえ私にとって内容が理解できないフランス語であっても大きな波動として何かが伝わってくる。特に歌となるとそれが顕著だ。歌は何度もうたわれたがその肉声の響きに私は自然と、、、涙があふれた。悲しくてではなく、心が「洗われる」ような涙を流した。

祈りの時が終わり、解散となった。教会内を一回りする。祭壇の奥に聖母マリア礼拝堂があるが、ここは今回の旅で訪れた場所の中でもひときわ印象に残る「聖域」だった。

敬虔な信者が静かに真剣にときを過ごしておられたので、そっとその場をあとにしたが、本音は私もずっとそこにいたかったような・・・。

あとで調べた資料でわかったが、私が参加した「昼の祈り」は、『エルサレム修道会』が行っている1日に3回実施される「聖務日祷」の中のひとつらしい。興味のある方は、エルサレム修道会 でご検索を。

祈りの余韻にひたりながら、ホテルに向かった。土曜日にこの教会でオルガン演奏会があるらしい。行ってみたいな・・・と思いながら。

そうそう、私を横断歩道の途中から教会に導いた「布」とは、エルサレム修道会の修道女の方の「衣服の裾」でした。・・・自分の意思でなく有無を言わせず「連れて行かれる」 ってあるんです!

その12につづく

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