オフィス近くでの花火大会。夏の夜空にあの大きな音と華やかな光。見ているだけで活気づいて元気になりますよね。・・・のはずが、意外な精神的ダメージを受けてそそくさと帰り道を急いだ私でした。
花火鑑賞のためにどっと人が押し寄せ、オフィス周辺はどこも大混雑。近くのコンビニには人があふれ、どうしてもそこに用があった私は到着してその人の多さに唖然。『人が殺到する』とはよくいったもので、まさに『殺に到る』ような光景でした。
人が共通の目的に向かって一致団結し、協力的に意識をひとつにするとそこから素晴らしいエネルギーが生まれ、それが力となって何かを成し遂げられたり、大きな変化をもたらしたりするものですが、今日見たような人の集まり、いや、塊(かたまり)と表現したほうがいいかな・・・あれは、何か黒い、重い、あまり好ましくない、できれば避けたい「渦巻き」のように見えました。
美しく着飾ったつもりの浴衣の女性は自分のことばかり。我先に花火を良い場所で、と人を押しのけるグループ。皆は空を見上げ、その足元にはゴミの山。これだけ人が多ければぶつかるわよね・・・そこでお互いが不快に・・・。
そう、私が感じた避けたい「渦巻き」は、おそらく『エゴの塊』だったのではないかと思います。別にエゴを悪ととらえているわけではないのですが、自分のことだけ、という意識がものすごい数で集まると、まさに恐怖だな、と思ったわけです。
あまりネガティブな視点からブログを書きたくはないのですが、世の中で何がコワいって人の集まりほど凶器になるものはないのかもしれない・・・と強く感じたのでした。もちろん、それを反転させればポジティブな力になるわけですが。
花火が打ち上がる方向とは正反対の夜空に、まるいお月さまが薄い雲に隠れて控え目にのぼっていました。そのお月さまと目があったとき・・・なんだかほっとした私でした。そう、今日は満月。哀しい花火だ・・・と、トボトボ帰る私の心をお月さまは救ってくれたのでした。