話し上手より聞き上手
中学生の頃、推理小説が大好きでした。特にアガサ・クリスティーの小説は、登場する人物が実に魅力的で、ほとんどの作品を読破しました。
その中でも、「ブルートレイン殺人事件」に描かれるキャサリンという女性に惹かれ、結果がわかれば満足して繰り返し読まない推理モノなのに、本がボロボロになるまで何度も読み、とうとう最後は原書まで買って読んだ私。
キャサリンのどこに魅力を感じたかというと、彼女はいわゆる「聞き上手」な女性なのです。彼女の手にかかると、どんなわがまま少年も頑固な年寄りも、扱いやすくなってしまうという設定。何年も、気難しい老夫人の面倒をみる環境におかれても、常にユーモアの心を忘れず、その美しい瞳で人々の人生を観察しているキャサリン。
彼女は受け身であるように見えながら、実は誰よりも「知っている」、つまりその場においてどうしたらよいかを最も心得ている女性に映りました。それは「聞き上手」であるからこそですね。人間関係が円滑に保たれている場には、必ず彼女のような「聞き上手」さんがいて、目には見えない力(=聞くということ)で事をスムーズに動かしているのだなと思います。
自分もそんな存在になれたらなぁと思います。
タロット・リーダーも、この「聞き上手」さがリーディング力につながりますね。
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